2019年08月05日

サイトを移転いたしました。

MDユーザーの皆様、いつもご協力ありがとうございます。象のロケットの長谷です。
本日2019年8月5日にサイトを移転いたしました。
とりあえずこちらの従来のサイトから情報を移動致しましたので、不備な個所も多いかと思いますが今後修正を加えながら、『直感的に見やすく、情報がとりやすい、役に立つ』サイトに改善していきたいと思います。

移転先[名機ALPS MDプリンタ]は→こちらです。
URLは
https://www.paoon.com/decal/
です。

これからも、皆様の支えになるべく、頑張りたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
(象のロケット 技術センター)

posted by 象のロケット at 15:06| MDプリンタ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年05月23日

『空母いぶき』お薦め映画

★★★★★ 2019年製作 米 (134 min)
【監督】若松節朗(沈まぬ太陽、ホワイトアウト、柘榴坂の仇討、夜明けの街で)
【出演者】
西島秀俊(クリーピー 偽りの隣人、ラストシーン、ニンゲン合格、楳図かずお 恐怖劇場)
佐々木蔵之介(居眠り磐音、間宮兄弟、超高速!参勤交代、夫婦フーフー日記)
本田翼(新聞記者、アオハライド、今夜、ロマンス劇場で、少女)
小倉久寛、高嶋政宏、玉木宏、戸次重幸
【あらすじ】20XX年12月23日未明。 国籍不明の武装集団が初島に上陸したとの一報が入った。 日本の領土である初島奪還と拘束された海上保安官救出のため、海上自衛隊は戦後初の航空機搭載型護衛艦≪いぶき≫を旗艦とする第5護衛隊群を現場海域へ向かわせる。 その時いぶきには、訓練航海の取材目的で記者が2名乗艦していた…。 軍事エンターテインメント。
原作:かわぐちかいじ

『空母いぶき』象のロケット
『空母いぶき』作品を観た感想TB

画像Copyright:(C)かわぐちかいじ・惠谷治・小学館/『空母いぶき』フィルムパートナーズ

ibuki1.jpg【解説と感想】 昭和20年(1945年)、アジアで快進撃を続けていた日本は第二次世界大戦で敗戦国となり、日本国憲法で戦争放棄を誓った。国民の平和と安全を守るための自衛隊が武器を所持しているが、あくまで防衛が目的で他国への侵攻は許されていない。ただし、日本国憲法自体が連合国から押し付けられたものだという意見も根強く、近年は憲法改正の機運が高まっている。しかし戦後教育を受けてきた者にとっては平和を願う憲法9条は理想的な条文であるし、憲法改正、戦争、核、派兵等にアレルギー反応を示す人も多い。大多数の日本人にとって戦争は過去のものとなったが、世界各地で紛争は絶えないし、テロによる無差別大量殺人も増加している。近隣国との戦後処理の軋轢や領土問題は平行線でなかなか解決せず、一触即発の戦争「前」状態なのではと懸念されている。だからこそ、現代人の意識と世界情勢を鑑みた判断が求められているが、いったい誰が正しい判断を下せるのだろうか?

前置きが長くなったが、本作「空母いぶき」は自衛隊の物語。原作はかわぐちかいじ作、恵谷治監修のコミックである。原作では日本vs中国の尖閣諸島を巡る領土問題が戦闘に発展する様子をはっきりと描いているが、映画では相手国は特定されない。近隣国をわざわざ映画で刺激することはないから、良識ある選択だったと思う。敵の戦闘員の風貌もコスモポリタン的でまさしく国籍不明なのに感心した(兵士役の方、ホントは何人?)。

ibuki2.jpg 主人公は元航空自衛隊のエースパイロットで海上自衛隊に転属した秋津竜太(西島秀俊)。 彼は新設された第5護衛隊群の「空母いぶき」の初代艦長となった。副艦長兼航海長は新波歳也(佐々木蔵之介)。第5護衛隊群は「空母いぶき」を旗艦とし、護衛艦「はつゆき」「しらゆき」、イージス艦「あしたか」「いそかぜ」、潜水艦「はやしお」、航空隊アルバトロス隊を従える飛行群隊で成っており、全体を統括する第5護衛隊群群司令は湧井継治(藤竜也)。

内閣総理大臣・垂水慶一郎(佐藤浩市)の元に、漁民を装った国籍不明の武装勢力が海上保安官たちを拘束し、初島に上陸し占領したとの一報が入った。敵の正体は3年前に建国された「東亜連邦」。アジア版イスラム国のような過激な非合法組織で、これまでも領海侵犯を繰り返している。初島の奪還と海上保安官救出のため第5護衛隊群が現場へ向かうこととなった。以降、えっこれが自衛隊? 第二次世界大戦中の物語じゃないの? と驚くような戦闘が続く…詳細は映画館でご確認を。

ibuki3.jpg 攻撃型空母のいぶき(総工費3000億円!)艦隊は、新設時からずっと憲法違反であると物議を醸している存在だった。中距離空対空ミサイルを搭載した垂直離着陸ステルス戦闘機F35JB(1機150億円!)を搭載し、敵ミサイルを迎撃する自艦防御用対空武器シーRAM、バルカン弾と追尾レーダーを組み合わせた近接防御火器システムのファランクス20ミリ等の兵器を完備し、潜水艦は魚雷を搭載。「戦力を保持しない」どころじゃないのである。しかし、新型兵器が次々と開発され核兵器を手放さない国家も存在する中、もし日本が他国に攻撃されたら、領土が占領されたら、民間人が拘束されたら、いったい誰がどうやって救えばよいのかという問題がある。そうならないための外交は大切だが、「話せば分かる」相手国ばかりではないのが実情。安全保障条約を結んでいるアメリカが、危険を顧みず必ず助けてくれるのだろうか? 必ず一緒に戦ってくれるのだろうか…???

自衛隊の「専守防衛」原則に縛られ、傑出した戦闘能力を思うままに発揮できない自衛隊員のジレンマも描かれている。国を守るためなら戦うべきだと主張する艦長・秋津と、正当防衛以外の攻撃を認めない副長・新波の議論は、私たち日本人の2分された意見に等しい。今の日本の状況を踏まえたタイムリー過ぎる軍事エンターテインメント。お薦め作品だ。

(象のロケット 映画・ビデオ部 並木)


 
 
posted by 象のロケット at 20:01| 超お薦め映画作品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年05月20日

クリア(透明)極薄タイプ ZVCTC-MDA4:象のロケット粘着剤付き極薄塩ビフィルム

大好評のMDプリンタ用ビューカル(Viewcal)!
今回、多くの皆様よりご要望がありました、極薄タイプのクリア(透明)色ZVCTC-MDA4を製品化致しました。
従来のクリア(透明)色VC9700-MDA4と比較すると、塩ビフィルム厚で約40%薄く30ミクロン、塩ビフィルム+粘着剤層厚で約25%薄く60ミクロン弱となりました。
より薄く、より軽い透明フィルムです。
高い透明度で好評のVC9700-MDA4ですが、ZVCTC-MDA4は更に透明度を上げています。ZVCTC-MDA4に直接印刷し対象物に貼り付ける用途のみならず、各種MD用ビューカルに印刷後の保護カバーフィルムとしても使いやすくなっています。もちろんZVCTC-MDA4に印刷し、その上にZVCTC-MDA4でカバーすることで、従来よりも薄い保護カバーフィルム付きステッカーを作ることができます。

携帯カバーやスマホカバーをデコレーションしてみたい。ネイルアート/ネイルデザイン、ヘルメットや自転車・オートバイ・車へのマーキング、日本酒や洋酒のビンに貼るステッカーなど各種ステッカー、看板や掲示板作成、ガラスへの装飾や印刷、釣り具(釣り竿や浮きなど)やラジコン模型やドローンへのマーキング、などなど、MDプリンタの可能性を飛躍的に高める粘着剤付き塩ビ製マーキングフィルム(カッティングシート)です。

ZVCTC-MDA4(クリア(透明)極薄タイプ)
¥1,600/5枚(1枚あたり¥320)
¥7,200/30枚(1枚あたり¥240)
¥42,000/200枚(1枚あたり¥210)
¥190,000/1,000枚(1枚あたり¥190)

【購入方法】
MDプリンタ用ビューカルやインクカセットの購入につきましては、『各種インクカセット・付属品販売中!』ページの「ここからコピー」〜「ここまでコピー」をメールに貼り付けて送信してください。午後2時までにご注文メールをいただき、ご入金の方が確認できましたら、当日発送し、伝票番号をご返信いたします。 ご不明なことがありましたら、遠慮なくご連絡ください。
各種インクカセット・付属品販売中!
お問い合わせ連絡先

(象のロケット 技術センター)

 
 

posted by 象のロケット at 19:18| MDプリンタ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年02月27日

『天国でまた会おう』お薦め映画

★★★★★ 2017年製作 仏 (117 min)
【監督】アルベール・デュポンテル
【出演者】
ナウエル・ペレーズ・ビスカヤート
アルベール・デュポンテル(プレイ - 獲物 - 、ブルー・レクイエム、アレックス)
ローラン・ラフィット(ミモザの島に消えた母、エル ELLE 、ムード・インディゴ うたかたの日々)
ニエル・アレストリュプ、エミリー・デュケンヌ、メラニー・ティエリー、エロイーズ・バルステール
【あらすじ】1918年、西部戦線で仲間のフランス軍中年兵アルベールの命を救った若き兵士エドゥアールは、顔に重傷を負ってしまう。 帰還後、アルベールは家に帰りたくないというエドゥアールの戦死を偽装し、アパートで彼の面倒を見ることに。 声を失ったエドゥアールの想いを理解する幼い孤児の少女ルイーズも巻き込んで、3人は大胆な詐欺を企てる…。 ヒューマンドラマ。 ≪共に生きた時間に、一生分の輝きがあった。≫
セザール賞脚色賞・監督賞・撮影賞・衣裳デザイン賞・美術賞 原作:ピエール・ルメートル

『天国でまた会おう』象のロケット
『天国でまた会おう』作品を観た感想TB

画像Copyright:(C)2017 Stadenn Prod. - Manchester Films - Gaumont - France 2 Cinema All rights reserved.

seeyou1.jpg【解説と感想】 フランスのベストセラー作家ピエール・ルメートルによる本作の原作「天国でまた会おう」は、世界大戦三部作の第1部で、第一次世界大戦終結が間近に迫った1918年の西部戦線から始まる。第2部は「炎の色」、第3部はまだ出版されていない。ハードボイルド調の物語が、映画ではドラマティックに脚色されていて見事だ。

主人公の中年男アルベール・マイヤール(アルベール・デュポンテル:本作の監督と脚本も担当)は、第一次世界大戦のフランス軍帰還兵。貧しい育ちの気の弱いお人好しで、いつも残念な表情をしている。元の職場には戻れず失業し、婚約者からは振られ、踏んだり蹴ったり。だが、戦場で死にかけたからこそ、生きることに執着している。食うために働く、まさに一般庶民の象徴。彼を見るとつい笑ってしまう。

seeyou2.jpg 一方、戦場でアルベールの命を救ったために爆撃で顔の半分を吹き飛ばされてしまった不運な若者エドゥアール・ペリクール(ナウエル・ペレーズ・ビスカヤート)は、元々はハンサムなお坊ちゃまで絵を描くのが上手かった。生きる意欲を失くし痛み止めのモルヒネ中毒となっているが、美と復讐への執着を持つアーティスト。様々な自作の仮面を被っており、その奥で光る目がハッとするほど美しい。ほとんど言葉を発しないし顔も見えないが、十分魅力的なもう一人の主人公である。彼を見ると悲しくなってしまう。

seeyou4.jpg そして、前世からの因縁のように事あるごとに彼らの行く手を阻む悪役が、西部戦線で2人の上官だったドルネー・プラデル中尉(ロラン・ラフィット)。出世欲の塊で金への執着がすさまじい、庶民の敵。彼を見ると怒りがこみあげてきてしまう。

戦争がなければ、3人が出会うこともなかった。その戦争を起こしたのは敵・味方の両方の国家であり、戦争で得をしたのはエドゥアールの父(ニエル・アレストリュプ)のような金持ち連中。祖国のために命がけで戦った英雄なのに、今や国からお荷物扱いされている哀れな帰還兵は、本当は誰を恨めばいいのだろうか。

seeyou3.jpg アルベールは、命の恩人エドゥアールの介護と不慣れな仕事でヘトヘト。恩給の支給手続きも遅れていて生活は困窮を極める。しかし、近所の幼い少女ルイーズ(エロイーズ・バルステール)との交流で気持ちが明るくなったエドゥアールは、絵を描く気力を取り戻し、なぜか大それた詐欺計画まで思いつく。大金を欲しがる男には見えなかったのだが…?

seeyou5.jpg 原作とは多少異なる先が読めない展開で、衝撃的で美しい終盤のシーンがいつまでも心に残っている。孤独な人々が愛を求める感動的なヒューマンドラマであり、ファンタジックでミステリアスな、クライム・エンタテインメントでもある。お薦め作品だ。

(象のロケット 映画・ビデオ部 並木)


 
 
posted by 象のロケット at 17:39| 超お薦め映画作品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年02月18日

『グリーンブック』お薦め映画

★★★★★ 2018年製作 米 (130 min)
【監督】ピーター・ファレリー
【出演者】
ヴィゴ・モーテンセン(イースタン・プロミス、はじまりへの旅、ヒストリー・オブ・バイオレンス、オーシャン・オブ・ファイヤー)
マハーシャラ・アリ(アリータ:バトル・エンジェル、ベンジャミン・バトン 数奇な人生、プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ / 宿命、ムーンライト)
リンダ・カーデリーニ(ハンターキラー 潜航せよ、シンプル・フェイバー、スクービー・ドゥー2 モンスターパニック、ブロークバック・マウンテン)

【あらすじ】1962年、アメリカ。 ニューヨークの一流ナイトクラブ「コパカバーナ」で、用心棒を務める白人男性トニー・リップ。 店が一時休業となった時期、彼は黒人男性ピアニスト、ドクター・シャーリーのコンサートツアー運転手として雇われた。 黒人用旅行ガイド〈グリーンブック〉を頼りに、2人は人種差別の激しい南部へと向かうことに…。 実話から生まれた音楽ヒューマンドラマ。。
ゴールデングローブ賞ミュージカル・コメディ部門作品賞・助演男優賞・脚本賞

『グリーンブック』象のロケット
『グリーンブック』作品を観た感想TB

画像Copyright:(C)2018 UNIVERSAL STUDIOS AND STORYTELLER DISTRIBUTION CO., LLC. All rights reserved.

greenb1.jpg 【解説と感想】 男女差別の「ビリーブ 未来への大逆転」、人種差別の「ブラック・クランズマン」、「ビール・ストリートの恋人たち」、同性愛者差別の「サタデーナイト・チャーチ 夢を歌う場所」等、これから続けざまに「差別」を描くアメリカ映画が公開される。差別に苦しむ人が、今もいかに多いかということの現れだろう。世の中から差別は決してなくならない。

本作もアメリカの人種差別がテーマで、イタリア系移民の白人中年男トニー・リップ(ヴィゴ・モーテンセン)が、黒人ピアニストのドクター・シャーリー(マハーシャラ・アリ)の運転手兼用心棒となり演奏旅行に同行するという、実話ベースの物語だ。

greenb3.jpg 時は1962年。トニーには当時の白人男性としてはごく普通の黒人差別意識があった。しかし、アメリカで割と少数派のイタリア系移民は、「ウォップ(イタリア野郎)」と呼ばれ、白人の中では少々差別されてもいた。北欧系アメリカ人のスリムでハンサムなヴィゴ・モーテンセンが、お人好しのガサツで教養のないビール腹の典型的な「イタリアおやじ」になりきっているのには驚いた!

greenb2.jpg 一方、ドクター・シャーリーは黒人の人気ピアニスト。カーネギーホールの最上階で王様のような暮らしをしている、異色のインテリ紳士。上流階級の白人は彼を持てはやすが、受け入れるのは演奏だけで、決して同格とは見なしていない。北部ならそうでもないが、南部は特に黒人差別が強い。しかし、ドクターは敢えて南部ツアーを決行した。白人に劣らぬ身の振るまいと演奏の実力で、黒人を見る白人の目を変えたかったのだろう。

タイトルの「グリーンブック」とは、黒人が利用可能な施設が記載された旅行ガイドブックで、「ジム・クロウ法(有色人種による公共施設の利用を制限する法律)」の適用が地域によって異なる南部で重宝されていた。「ドクター・シャーリー・トリオ」の他のメンバーは白人なので、移動は別行動。面倒だがちゃんとやらないと逮捕されてしまう。

ドクター・シャーリーは元々クラシック畑の人。彼のCDにはクラシックの名曲も入っていて、静かで格調高い演奏が耳に残る。黒人の演奏は受けないと言われ、やむなくジャズ系に転向したが、本当はクラシックをやりたかったのだという。博士号を取っても、演奏が上手くても、色が黒いばかりにクラシック界では認められなかった。逆に黒人の中では浮いた存在だったろう。畑の中で働く黒人労働者たちが、白人運転手を従えた彼を無言で見つめる様子が何とも言えず印象的だった。

南部のコンサートツアーはハプニングの連続。屈辱的な扱いを受けてドクターは傷つくが、気のいいトニーとの掛け合いは笑わせてくれるし、微笑ましいエピソードもある。黒人の現実を知り、トニーの差別意識は変わっていった。インテリ黒人ピアニストと粗野な白人運転手が友情を育んでいく、社会派ロードムービー。お薦め作品だ。

(象のロケット 映画・ビデオ部 並木)


 
 
posted by 象のロケット at 21:22| 超お薦め映画作品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする