2015年07月07日

『ターミネーター :新起動/ジェニシス』お薦め映画

★★★★★ 2015年製作 米 (126 min)
【監督】アラン・テイラー(マイティ・ソー ダーク・ワールド)
【出演者】
アーノルド・シュワルツェネッガー(エンド・オブ・デイズ、ターミネーター、ターミネーター2、トータル・リコール)
ジェイソン・クラーク(チャイルド44 森に消えた子供たち、ゼロ・ダーク・サーティ、猿の惑星:新世紀(ライジング)、ホワイトハウス・ダウン)
エミリア・クラーク、ジェイ・コートニー、J・K・シモンズ、マット・スミス、イ・ビョンホン
【あらすじ】2029年、ロサンゼルス。 敗北を悟った人工知能の機械軍は、人類抵抗軍のリーダーであるジョン・コナーの母サラ・コナーを殺すため、1984年にターミネーターを送り込んだ。 サラを守るため1984年に飛んだカイル・リースは、事前情報と違って逞しい女戦士サラと出会う。 しかも彼女の相棒は、中年男に見える古いT-800ターミネーターだった…。 傑作SFアクション第5弾。 ≪未来を取り戻せ。≫

『ターミネーター :新起動/ジェニシス』象のロケット
『ターミネーター :新起動/ジェニシス』作品を観た感想TB

画像(C)2015 Paramount Pictures. All rights reserved.

genisys1.jpg 【解説と感想】「シュワちゃん」の愛称で親しまれているアーノルド・シュワルツェネッガーが、ターミネーターとして帰って来た! あの重厚なテーマ曲を真っ暗な劇場で聴きたい! 『アイルビーバック(I'll be back!) また戻ってくる』を聞きたい! そう待ち望むファンは、私を含め多かったことだろう。あんまり受けるものだから、彼は他の映画作品内や記者会見でも決めゼリフにしている。何度聞いても笑顔になってしまう。

さて、本作導入部の時代設定は2029年。人類抵抗軍リーダーであるジョン:コナー(ジェイソン・クラーク)の生母サラ・コナー(エミリア・クラーク)が、人工知能機械軍に抹殺されるのを阻止するため、抵抗軍のカイル・リース(ジェイ・コートニー)が1984年に送り込まれるのは、懐かしの第1作「ターミネーター(1984年公開)」と同じである。だがカイルが到着するのは、1作目とは少し違う1984年。タイムトラベラーたちの影響で、過去が多少変わってしまったのだ。過去シリーズを見ていない初めての方、または、全部見たけどほぼ忘れてしまったという方も、話についていけるのでご安心を。

genisys2.jpg 一番気になるのが、人工知能(AI)搭載のアンドロイドであるはずのターミネーターT-800を演じるアーノルド・シュワルツェネッガーが、67才であること。機械が年を取っちゃっていいの? という点をどうクリアするのかの確認は、ぜひ劇場で。ターミネーターT-800ことシュワちゃんのセリフ「待ちくたびれたぜ!」「俺は古いが、ポンコツじゃない。」には笑った! そして頭が下がる気もした。期待に応え観客を楽しませるために、当然と言えばそれまでだが、彼はものすごく頑張っている。何歳になろうと、やはり、シュワちゃん抜きのターミネーターはあり得ない。

genisys3.jpg かつてアーノルド・シュワルツェネッガーは、世界最高峰のボディービル大会ミスター・オリンピアで、6回連続チャンピオンだった。30年前の「ターミネーター」の頃の肉体は人間離れしていて、まさにロボット! 本作のターミネーターT-800は外見は“古い”が、様々な世界を見て学習し続けた結果、“人間的”な味わいが出てきた。人間も人工知能も時を経て進化し、魅力が増すのだ。

genisys4.jpg シュワちゃん演じるターミネーターT-800以外にも、個性的なアンドロイドが登場する。まずは「ターミネーター2」にも登場した液体金属型のT-1000型(イ・ビョンホン)で、一番機械っぽく見える。そして、最大の敵が人間っぽい新型ターミネーターT-3000。戦闘能力もさることながら、一番恐ろしいのはその中身。「チャッピー」「アベンジャーズ /エイジ・オブ・ウルトロン」など、SF映画の中で発せられる人工知能への警告メッセージを全世界の人々が受け止めることで、果たして人類の未来は軌道修正されていくのだろうか? T-3000の詳細については、ここではあまり書かないでおく。

genisys5.jpg 母と息子の愛(サラとジョン)、男女の愛(サラとカイル)はシリーズで一貫しているが、更に、父と娘のような愛(ターミネーターT-800とサラ)、同志としての愛&父と子の愛(ジョンとカイル)、登場人物たちの人類愛、シュワちゃんの観客への愛、製作者側の過去作特に「ターミネーター2」への敬愛が感じられた。これだけの愛がいっぱい詰まった作品である。一観客である私は、全てを受け入れて本作を愛し、人工知能と既にそばにいるかもしれない新型ターミネーターに気をつけよう。きっとシュワちゃんは、“また戻ってくる”。お薦め作品だ。

(象のロケット 映画・ビデオ部 並木)


 
posted by 象のロケット at 16:17| Comment(4) | TrackBack(32) | 超お薦め映画作品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする